よく当たる!ステイヤーズステークスのシミュレーション
オセアニアグレート回避により混戦模に突入へ
中山競馬場で開催される芝重賞レース。日本国内の最長距離レースである同レースは、レース名通りスタミナが問われるレースで、得意とする競走馬は繰り返し好走する。
過去10年間でも2013、2014年連覇をしたデスペラード、2015、2016、2017年と何と3連覇したアルバートと成績を見ればリピーターが多いことは一目瞭然である。ただ、残念ながら昨年馬券内に入ったオセアグレイトが今年登録はしていたものの、回避となってしまった。
同馬は昨年2桁着順が2走続き、出走時は何と7人気であった。元々ダイヤモンドSを3着と好走したりなどスタミナ自慢ではあったが、同レースでの優勝を予想できた者は少ない。そんな優勝候補がいなくなった同レースで、チャンスを我が物にするべく、各馬意気込んでいる。
まずは、当然だが同レースは前走2400m以上を使った競走馬の好走が目立ち、前走2600mの丹頂Sを勝利したカウディーリョを見ていきたい。
中山は優勝した山吹賞以来の出走となるが、東京など広いコースよりは小回り向きで、立ち回りが上手いことがストロングポイントでもある同馬にとっては問題ないだろう。
2走前も長距離戦線の有望株であるディアスティマの0.1秒差2着と好走し、ステイヤーとしての資質で言えばオセアグレイトに全く引けを取らないであろう。
母親ディアデラノビアも長い距離のコースを重賞で何度も好走していただけに、見込みがかなりありそうだ。次に、昨年の丹頂Sの勝者であるボスジラ。今年の丹頂Sはカウディーリョに敗北を喫してしまったが、斤量が1キロ重かったこともあり、同斤量想定の同レースだったら逆転の芽はありそうだ。ただし、これで重賞は5走目で一度も掲示板に入っていないことから単純に能力自体が足りていない可能性もありえる。昨年の6着から前進できるかどうか、見物である。
的中データラボの推奨馬
中山芝3600mについて、同レースでしか施行されないコースなだけにデータは少ないが、例年速いペースになることが少なく、スタンド前のゴールまでの直線が短いことからマクリを披露する競走馬が多く見られる。観客から見れば面白いレースに見えるが、走っている競走馬にとっては坂を何回も駆け上がり、ロングスパートを仕掛けるとなれば、たまったものではない。いずれにせよ、スタミナ第一として血統面で言えば昨年の同レースで1,2着を確保したオルフェーヴル産駒に注目したい。そして、それに該当するアイアンバローズに期待したい。2400m戦は既に3勝と実績もさることながら、半兄には海外GⅠベルモントSを制したパレスマリスがおり、長い距離を走るには十分な血統背景がある。
今年は、冬の名物であるマラソンレースにどんなドラマが待っているか、楽しみである。
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