日本調教馬として悲願のブリーダーズカップ フィリー&メアターフでラヴズオンリーユーが間を割って差し切り、見事すぎる強い競馬で勝利を収めました。DMMドリームクラブの緑の勝負服、クラブ唯一のGI馬がアメリカ初制覇!そして川田騎手にも嬉しい海外GI制覇です。
まさに今日本でも名騎手となった川田騎手は先日の金沢のJBCでも2勝し、勢いと勝負強さがありますが、世界の名騎手にも引けをとらない勝ち方です。
レース映像
オススメの競馬予想サイトはこちらをクリック
ブリーダーズカップ フィリー&メアターフ概要
アメリカ合衆国カリフォルニア州のデルマー競馬場 芝2200m
(現地時間 11月6日(土曜) 15時20分(日本時間 11月7日(日曜) 7時20分)発走予定)
ヨーロッパからの代表各としてはラブ、名門オブライエン厩舎からの刺客で、鞍上には日本でもおなじみ、ライアン・ムーア騎手で万全の体制に。
アメリカを代表する馬はゴーイングトゥベガスで、リスポリ騎手騎乗です。馬の強さを指数化して発表されていますが、レーティングは113です。もう一頭のウォーライクゴッテスは115です。
競馬場が特殊で超小回りコースで最後の直線は札幌競馬場より短いのでコーナーリングが命となります。こちらのレースは特に内枠が有利で先行力を問われます。
海外馬券の買い方は日本の競馬の買い方とほぼ同じです。
有力馬について
ゴーイングトゥベガスが楽に逃げていく展開が予想されておりますが、地元の厩舎で「地の利」もあることから必ず前を許さないと思いますし、地元の意地があります。
日本からはラヴズオンリーユーが川田騎手とコンビで出走。ゲート番号は8番です。一般的には直線が長くスピード勝負が向くディープインパクト産駒ですが
前走の小回りのスーパーGII、札幌記念ではソダシの積極的な攻めに不覚をとるも、ディープ産駒が苦手そうな洋芝も難なく克服。前々走ではQE2世C(G1)でも勝利、ドバイでは3着と海外でもしっかり対応できています。
海外競馬では世界の強い馬が集結してくるのでパドックを見る力が必要になります。人気がないからといって軽視してはいけません。
単勝一番人気に支持されているのはラヴズオンリーユー(2.4倍)と期待がかかります。2番人気はアメリカの4連勝中の馬でウォーライクゴッテス。こちらの馬は体質が弱くデューが3歳までと時間かかかりましたが、G3を勝ってからは連勝。勢いが怖いですが、他頭数の競馬をそれほど経験してないのが不安材料です。
アメリカ合衆国カリフォルニア州のデルマー競馬場は天気が非常によく、日差しが強いくらいです。
過去、日本からこのレースに挑んだ馬は3頭です。
マルターズ
レッドデザイヤ 4着
ヌーボレコルト 11着
ラヴズオンリーユーは意地を見せることができるか?
ブリーダーズカップ フィリー&メアターフ発走
予定の発送時刻は少し過ぎて各馬のゲートインが進んでいきます。
バックストレッチ中ほどからスタート。最初からコーナーに向かう展開になるので位置取りが重要になる。
オーシャンロードの枠入りが少し遅れます。
スタートしました。 ゴーイングトゥベガス 好スタート!ロケットスタートと言えるほどの見事なスタートです。
ラヴズオンリーユーもスタートを決めて、3番手くらいの好位置で続きます。
最初のコーナーに入る時には4番手に控えます。ウォーライクゴッテスは最後方からレースを進めます。
2番手でピッタリマークするのはドックタグ。
レースが動いたのはレース終盤3コーナー手前から、地元の ウォーライクゴッテス が後方から押し上げるようにマクリをかけて先頭を目指します。
最終コーナーを回る頃には大外からかぶせてきた、 ウォーライクゴッテスが先頭。内にラブ、差してくる形でマイシスターナットが続きます。
ラヴズオンリーユー はその3頭の後ろにつける形でチャンスを狙います。一番先にラブの手応えがいっぱいになりスペースができると、弾き飛ばすように割ってきたのがラヴズオンリーユー!
そのまま差しきりゴールイン!
川田騎手が小さくガッツポーズをしました。
結果は以下の通りです。
1着8番 ラブズオンリーユー
2着9番 マイシスターナット
3着7番 ウォーライクゴッテス
アメリカの名誉あるレースを制覇したので、ホースマンの悲願の夢とも言える、凱旋門賞も制覇する日は近いですね。
コメント