福島競馬場で開催されるハンデ戦で年内の福島開催の最後を飾る重賞です。3歳以上からの馬が出走可能で、一応外国の馬も参加できるレースとなっています。定説通り黄金の血が輝くか?
福島記念(GIII)2021 のシミュレーション
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的中データラボ 福島記念(GIII)2021の見解
福島競馬場で開催される芝重賞ハンデレース。同レースは、何と言っても黄金の血、ステイゴールド系が活躍するレースである。
昨年の優勝馬バイオスパークはオルフェーヴル産駒だが、祖父はステイゴールド。そして、2019年優勝馬クレッシェンドラヴ、2018年優勝馬スティッフェリオ、2017年は香港カップなど海外GⅠ2勝馬ウインブライトが優勝しており、皆ステイゴールド産駒なのである。
元々瞬発力が活きるコースなら、ディープインパクト産駒、力の要る小回りコースならステイゴールド産駒と適正について棲み分けされていた話もあり、福島芝で開催されるレースに限って言えば驚くことはないが、孫代まで継承される黄金の血の力には敬服する。
それでは、今年その黄金の血を継ぐものがいるのかどうか見ていきたい。ますは、人気が想定されるステイフーリッシュ。ステイゴールド産駒である同馬は、今更適正を問うまでもなく、一昨年の福島記念に出走しており、その時同じステイゴールド産駒のクレッシェンドラヴに敗れはしたが、2着と好走している。3年以上勝利のない同馬は久しぶりに勝利の美酒を味わうことが出来るか見物である。
また、先週京王杯2歳ステークスを制し、土日で3勝と好調の坂井騎手が騎乗予定と好走条件は整った形だ。問題視されている想定斤量57.5キロも、同斤量を背負って何度も好走しているだけに、深刻な問題にはならなそうだ。
次にステイゴールドの血ではないが、人気が想定されるアラタ。こちらは、目下4連勝中と一気に重賞戦まで駆け上がった競争馬だ。前走OP戦ケフェウスステークスでは重馬場をこなし、函館の様な小回りコースもクリアしていることから福島芝初出走ながら器用に走りそうなイメージはある。後は、重賞レベルの相手との力関係と夏3戦をし、減っている馬体が気になるところだ。当日の馬体には注目した方が良いだろう。
的中データラボ 福島記念(GIII)2021の推奨馬
福島芝2000mについて、スタートはスタンド前直線のポケットスタートということもあり、最初のコーナーまでの直線距離は長いが、第4コーナーをまがったスタンド前ゴールまでの直線距離は短く、当然だが逃げ、先行勢の成績が良い。
そして、最大の特徴は内枠が有利な所である。内馬場が荒れない限り、これは揺るぎないプラスポイントで、同レースでも過去10年1枠3勝、2枠3勝に対してピンク帽の馬券内は1回のみと明らかに偏った成績なのである。枠順には注意が必要だ。
また、今回注目しているのは、ヒュミドールである。こちらもオルフェーヴル産駒で黄金の血を継承しており、小倉、福島芝と小回りを得意としていること、そして小倉記念で敗北したモズナガレボシと想定斤量が同じになることを考慮すれば、人気薄ながらここで好走する可能性は十分ある。
今年は例年通り黄金の血が活躍するのか、見物である。
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