ジャパンカップの後に発走となる京阪杯だが、毎年荒れているスプリント戦。今年もまた骨っぽいメンバーがそろいつつ、連勝中のレイハリア、サマーダッシュ王者オールアットワンス、GI3着のシヴァージなどメンバーが揃った戦いとなる。
よく当たる!京阪杯のシミュレーション
3歳世代短距離路線の層は厚い!?京阪杯!!
阪神競馬場で開催される重賞芝レース。京都競馬場が改修工事のため、昨年に続き阪神競馬場の開催となる同レース。過去10年間、同レースを出走した競走馬には、2011年優勝馬ロードカナロア、2015年2着ビッグアーサー、2018年優勝馬ダノンスマッシュなど多くの短距離GⅠ馬が存在し、今年も各世代から有力な競走馬が登録している。
現在の短距離路線勢力図をおさらいすると、3歳馬ピクシーナイトという新たなスターがスプリングステークスを制し、また夏にも多くの3歳馬たちが古馬たちを重賞で撃破し、3歳勢が完全に勢いにのっている状態である。
そんな勢いのる3歳世代代表として、前走キーンランドカップを優勝したレイハリアが登場する。同馬現在目下4連勝中とまさに飛ぶ鳥を落とす勢いで、現在の3歳世代の力を象徴しているかの様である。父親のロードカナロア同様に優勝目指す同馬であるが、このコースは異様にロードカナロア産駒が強く、心強い限りである。
後は、休み明けでどの程度仕上がっているのか、それとライバルはどの程度力があるか確認していきたいところだ。次に、本命所ではスプリンターズステークス3着のシヴァ―ジがいる。ダートから芝転向以降、重賞勝利、GⅠ3着と順風満帆に競争生活を送っている様に見えるが、阪神芝コースに実績がないことはやや不安に感じる。
ただし、昨年同レースに出走し、5着という結果に終わったが、勝ち馬から0.2秒差とほぼ差がない結果であった。中京芝のタフなコースもこなしていることから、阪神芝がマイナスポイントになるとは考えにくい。今まで差し一辺倒であった脚質も、前走スプリンターズステークスで先行集団に絡むなど、ここに来て幅が広がっていることもプラスに考えられるだろう。
そして、同レースについてだが、一つだけ注意すべき点がある。今年は阪神芝コース開催となるが、過去10年間で何と10頭も2桁人気が馬券に絡んでいるのである。昨年も阪神芝開催で3着にジョーアラビカが入ったこともあり、今年も油断は大敵である。
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阪神芝1200mについて、スタート後コーナーまでの距離がなく、内枠有利に思えるが、枠順の戦績にそこまで差はない。先週のマイルチャンピオンシップでもそうであった様に、開催が進むにつれ、外差しが効く馬場になる傾向が強いためである。
今週も急激に内枠が回復するとは考えにくく、昨年同様差し馬に注目したいところだ。血統面ではロードカナロア産駒と並び同コースを得意としているダイワメジャー産駒に期待がかかる。
今回該当する登録馬複数いるが、その中でもラヴィングアンサーが気になるところだ。同馬前走スプリンターズステークスでは10着に沈んだものの、後ろの競走馬には出番がない展開であったため、この結果も仕方ないと考えられる。同コースで昨年3着のジョーアラビカを降しており、ここでも期待は出来るだろう。
今年も波乱の展開となるかどうか、気になる一戦だ。
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