今年は阪神競馬場でなく中京競馬場で開催される３歳重賞レース。
昨年同様、中京競馬場で開催となる同レース、例年ここでダービー馬が始動することが多く、今年のダービー馬シャフリヤールもここに登録をしている。
同レースは、昨年優勝馬コントレイル、2018年優勝馬ワグネリアン、2017年優勝馬レイデオロなどダービーを制した競走馬の活躍が目立ち、３歳馬の頂点に立った競走馬が出走するとなれば、恥ずかしいレースをするわけにはいかない。
また、同レースは１人気が圧倒的に強く、過去10年間で8勝、2着1回と唯一馬券外になったのは、2018年エポカドーロの4着と際どいところであった。
このことから前走ダービー組の1人気は信頼しても良いだろう。また、その1人気が想定されるシャフリヤールについてだが今年は阪神競馬場でなく、中京競馬場開催も切れ味ある脚が持ち味の同馬にとっては、プラスに転じる点だろう。そんな死角が少ないダービー馬に挑戦状を叩きつけた者は今年少ないが、有力なライバルとなりそうな競走馬をみていきたい。
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まずは、ステラヴェローチェ。この競走馬は、何と言っても安定感が極上である。過去出走したレースで唯一馬券外になったのは、休み明けで出走した今では伝説のレースと語り継がれる共同通信杯のみである。皐月賞馬エフフォーリア、ダービー馬シャフリヤールが出走したレースで、5着は仕方ないと捉えられる。
また、同馬はバゴ産駒らしく、馬場不問で当日雨が降ればシャフリヤールに逆転の可能性すらある。次にその伝説のレース共同通信杯でステラヴェローチェに先着した、キングストンボーイが人気するだろう。前走青葉賞で2着となり、ダービー出走権を得たものの、出走を回避した同馬は馬場さえ荒れなければ、ダービー馬シャフリヤール以上の末脚を披露する可能性がある。
また、距離適性に関しても青葉賞であれだけ走れれば問題なく、ダービーを回避したことで使い減りしていないことから期待が持てる。先日亡くなったドゥラメンテの産駒だけに、適正距離はこの辺りだろうと思うが、父親に華を手向ける意味も込めて頑張ってほしいところだ。
さて、中京芝2200ｍについて、スタート後コーナーまでの距離も長く、距離も2200ｍあることから速い展開にはなりにくい。また、同コースの特徴である角度がキツイコーナーもあり、内を走る可能性の高い内枠の成績が奮わない。
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血統面ではルーラーシップ産駒の馬券回収率が高く、ここではワンダフルタウンが該当してくる。同レースに出走予定のキングストンボーイに青葉賞で勝利しているが、この時状態万全ではなく、ポテンシャルの高さはこのレースだけでも判断出来る。当日馬体、パドックでの状態が良ければ、人気が想定される３頭と好勝負を演じることが出来るだろう。
今年は出走頭数が少なくなりそうだが、ダービー１、3着馬が出走予定と面子が良いだけに楽しみな一戦だ。
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