東京競馬場で開催される3歳限定ダート重賞レース。同レースは、多くの一流ダート馬を輩出しているレースで、出走する競走馬は行く末を占う意味でも他レースとは気合の入り方が違うだろう。
過去10年間で2015年優勝馬に今なお現役のGⅠ馬ノンコノユメ、2016年優勝馬には、GⅠ複数勝利したゴールドドリーム、そして、2020年優勝馬には2020、2021年フェブラリーSを2連覇したカフェファラオなど、一流馬を挙げたらキリがない。
また、同レース特徴して、前走青竜S組が強く、ノンコノユメも前走青竜S組であった。同レースと同じコースを走っていることもあり、当然と言えば当然だが、今年も前走青竜S組は多く登録しており、その中でも優勝筆頭候補はハセドンであろう。
同馬は新馬戦こそ芝を走り、ダノンベルーガに完敗したものの2戦目以降ダートに路線変更してからは水を得た魚の様に3連勝と、東京ダートにピッタリな豪脚はここでも死角が無い様に考えられる。
また、前走は上がり34.3の脚を使っており、芝とほぼ変わらない異常な末脚の持ち主である。半兄のペプチドナイルもダートで3連勝しており、まだ4歳馬で今後が期待されている。半兄よりも先に重賞を制することができるか、注目である。
そんなハセドンよりも同レース人気が予想される競走馬がいる。それは、ジュタロウである。同馬何と言っても新馬戦で既に未勝利戦クリアしているニューダイアリーズに2.4秒差をつけて勝利した戦歴を持っており、登録馬の中でポテンシャルでは断トツだ。
ただ、新馬戦以降の2戦は若い部分が出て後方からの競馬となってしまい、味を出せず2連敗を喫していた。そして、前走約3カ月の休養を挟み臨んだ東京ダート1600m戦では持ち味の先行力を活かし、2着に0.7秒差と見事調子を取り戻したのである。相手は強くなるものの、自分の競馬さえできれば世代に敵は少ないだろう。また、今回登録馬を見る限りは自分のペース、競馬に徹することができそうだ。
東京ダート1600mについて、外枠は芝を長く走れる分、先行馬らは外枠に入りたいところだろう。そして、スタート後緩やかな下り坂が続き、ペースが速くなりがちでスタンド前の長い直線で差し馬の勢いが目立つ。
ハセドンには及ばないものの、前走青竜S組で注目したい差し馬がいる。それはヴァルツァーシャルである。ハセドンの次に速い上がりを繰り出し、毎レース確実な末脚を披露していることからここでも崩れることは想像しづらい。今まで走ってきたメンバーを考えれば、ここでも競える能力はあるはずなので、期待したい。
今年も例年の様に、未来のGⅠ馬が誕生する可能性が高い面子が揃っており、楽しみな一戦だ。
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