府中牝馬ステークス GII 2021 枠順確定後シミュレーション
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的中データラボ「府中牝馬ステークス 2021」の見解
東京競馬場で開催される牝馬限定芝重賞レース。同レースは、近年牝馬がＧⅠで好走するための重要なステップレースとなってきている。2020年優勝馬サラキアは、次走エリザベス女王杯で2着、そして、有馬記念で2着と同レースを弾みに一流馬へと駆け上がった。
そして、2019年3着には次走エリザベス女王杯を優勝し、12月には、香港ヴァ―ズで2着となったラッキーライラック。2018年優勝馬には次走香港カップ2着となったディアドラ、２着にはラッキーライラックと同様に次走エリザベス女王杯で優勝し、12月には香港ヴァーズで2着となったリスグラシュー。
いずれも近代競馬で、強い輝きを放った名牝ばかりである。ＧⅠ好走への近道となっている同レースは、今年も有望な競走馬が多く登録しているので、見ていきたい。まずは、秋華賞2着、ヴィクトリアマイル3着と既にＧⅠでも実績を残しているマジックキャッスル。
イメージとしては、ワンパンチ足りないが、実はリスグラシューも似た様な感じであった。リスグラシューは、ここを使ってエリザベス女王杯を制するまでＧⅠで惜敗が続いていた。マジックキャッスルもいつ覚醒するか分からなく、秋ＧⅠ戦線で期待が持てる存在だ。では、同レースではどうかだが、過去10年間で良馬場であれば、殆どの勝ち馬は33秒台前半の上りを披露しており、東京競馬場の特徴でもある瞬発力勝負になりやすいのである。
阪神牝馬Ｓで32秒台の上りを繰り出したことのある、瞬発力が強みの同馬にとっては絶好の舞台と言えよう。東京実績も勝利はないものの安定した成績を残していることから、例年とレース傾向が異ならない限り、揺るぎない存在となるだろう。
そして、阪神牝馬Ｓでマジックキャッスルと壮絶な末脚勝負を繰り広げ、勝利したデゼルも人気が出るだろう。同馬はオークスで人気に応えられず、惨敗したものの、近走では主戦場を2000ｍ以下に移し、躍動している。ここも適正距離内として、下手なレースはしないだろう。この2頭が次走どのレースを選択するか不明だが、阪神牝馬Ｓの様な熱い戦いを期待したい。
的中データラボ 府中牝馬ステークス 2021 推奨の注目馬
さて、東京芝1800ｍについて、第２コーナーポケットからスタートすることもあり、内枠有利なコースとなっている。そして、第３コーナーまでの直線距離が長く、ペースは落ち着くことが多い。その影響からか、スタンド前直線の瞬発力勝負になる傾向が強いコースだ。
血統面では、同コースで高い馬券内率と馬券回収率を誇る、キズナ産駒に注目したい。中々ＧⅠは勝てないが、優秀な競走馬を多く輩出しているキズナ。その子供でここに登録をしているマルターズディオサに注目したい。
近走はそこまで目を引く成績ではないが、前走上り最速を披露し、復活の兆しを見せた同馬は、初の東京芝1800ｍもキズナの血がプッシュしてくれるだろう。
今年は秋ＧⅠ戦、あるいは海外ＧⅠ戦で活躍する競走馬は出てくるのか、非常に楽しみだ。
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