中山競馬場の特徴や予想、レース結果

中山競馬場コース 各競馬場の特徴

中山競馬場の特徴や予想、レース結果といった情報はこちらでまとめていきます。

千葉県船橋市にある中山競馬場。

住所 〒273-0037 千葉県船橋市古作1丁目1−1

中山競馬場では、暮れの風物詩「G1有馬記念」をはじめ、「G1皐月賞」や「G1スプリンターズステークス」といった重賞レースが数多く開催されていることで有名です。

中山競馬場の特徴

中山競馬場コース

中山競馬場は右回りで走る競馬場で、「内回り」「外回り」の設定があります。内回りは楕円形のコースで、外回りはおむすび型のコース。内回りコースはコーナーのカーブがかなりタイトなため、見た目の通り「小回り」コースと表現されることもあり、小回りが得意な馬によっては相性の良いコースと言えます。

そして、中山競馬場の最大の特徴はコース全体の高低差が内回り、外回りとも5.3メートルあるという点です。これはJRA全10場の中でも最大で、2階建ての建物に相当するこの高低差が、中山のレースに独特のアクセントを加えています。

更にゴール前に待ち受けるのが中山名物の急坂です。
ゴール残り180mから残り70m地点にかけて設けられている上り坂の高低差は2.2m、最大勾配の2.24%もJRA全10場最大で、パワーのない馬たちはこの最後の急坂で失速し脱落してしまいます。

パワーがあって小回りが得意な馬とって有利に働くコース。
求められる適性はかなり変わりますので、特徴の違いについては意識するようにしてください。

芝1200m(外回り)

中山競馬場の芝1200mは、秋G1開幕戦・スプリンターズステークスが行われる舞台でも有名です。スプリンターズステークスは国内外からトップスプリンターが集うレースなんですよ。
外回りの向こう正面に入った坂の頂上部分からスタート。ゴール前坂下までおよそ高低差4.5mを一気に下っていきますが、最後に中山名物の急坂が待ち受けています。
スタートから下り坂を一気に駆け下りてくるため、基本は先行馬有利です。しかし、みんながみんな先行していくとオーバーペースになりますので、そうなると最後の急坂で止まってしまい差し馬の餌食となってしまいます。先行馬が多く揃っているかなど出走馬を見て推測していくのがポイントですね。

芝1600m(外回り)

外枠不利なのが中山競馬場の芝1600m。
スタートして240mという短い距離で最初のコーナーに入るので、先行争いが激化しやすく外枠に入った馬は外々を回らされることが多く距離ロスを強いられてしまいます。ですので、特に多頭数の外枠は不利と覚えておきましょう。
この舞台は淡々としたラップを刻んだレースが多く、スムーズに回ってきた逃げ先行馬がそのまま粘り込むことが多いのも傾向のひとつです。枠順と脚質は要チェックです。
人気馬が外枠なら馬券的な配当妙味が増す期待が持てるコースです。

芝1800m(内回り)

中山競馬場の芝1800mはスタンド前の直線半ば、つまり中山名物の急坂からスタートします。
最初のコーナーまで205mと短いうえに上り坂になっているので、極端に速いペースにはなりにくく、すんなりと前のポジションを取った逃げ先行馬が有利です。コーナーを4回を回る内回りになるため、器用に立ち回ることのできる逃げ先行馬の成績がいいのも頷けます。パワーはもちろん小回り適性などの器用さが必要となります。
上がりの平均タイムがクラス別で大きな差がないのも特徴です。どのクラスでも上がりの競馬にはなりにくいと思っていいでしょう。

芝2000m(内回り)

中山競馬場の芝2000mは、牡馬クラシック第1弾・皐月賞が行われるコースです。「最も速い馬が勝つレース」と言われているのが皐月賞なんですよ。スピードとスタミナを兼ね備えた3歳のトップホースたちが競い合います。
スタート後、最初のコーナーまで405mと距離が十分あり、激しい先行争いが起きる傾向があります。ただし、1コーナーを過ぎると落ち着くため、ペースはさほど速くはなりません。
脚質的には先行馬が強いですが、後半も長くいい脚を使えるタフさが必要不可欠。というの、スタート直後とゴール前と急坂を2度超えなければならないからです。2度の急坂でスタミナを削られ、最後の直線にある急坂でバテるケースを多々目にします。
補足として、野芝主体で行われる秋の9月開催は高速馬場になり、レコード決着も頻出傾向にあります。この開催に関してはタフさに加え、持ち時計にも注意していきましょう。

芝2200m(外回り)

リピーターが多い中山競馬場の芝2200m。
外回りコースを使用するため、2コーナーから緩やかなカーブがダラダラと続くコースで平均ペースになりやすいです。捉え所のないコースであり、ダラダラと回るようなコースであるため、ワンペースで常に脚力を出せるような、そのような馬が合います。
インターバル競争のような緩急は求められないので、スタミナ底力を兼ね備えた馬が常に好走する傾向にあります。つまり、好走するのは似たような馬、リピーターが多いのが特徴というわけです。1度このコースで好走を見せた馬は次走以降も注意していきましょう。

芝2500m(外→内回り)

中山競馬場の芝2500mは、暮れの総決算グランプリ・有馬記念が行われる舞台です。競馬ファンが馬券を買い求めるレースでもありますが、有馬記念に1着になった馬の賞金はなんと3億円!それだけ大規模なレースなんですよ。
外回りの3コーナーからスタートし、最初の4コーナーまでの距離は192mと短いので、明確な内枠有利外枠不利のコースになります。特に有馬記念は、8枠に入ったらほぼ終わりです。過去10年で8枠の馬で馬券になったことがある馬はたったの1頭(2018年シュヴァルグランの3着)のみなので、8枠の馬は消していいでしょう。
脚質としてはコーナーを6つ回ることもあり、ロスなく立ち回れる先行馬が有利です。
中山競馬場の芝2500mは内枠有利先行馬有利と覚えればOKです。

芝3600m(内回り)

中山競馬場の芝3600mは、12月のステイヤーズステークスのみに使用されるコースです。
枠順の有利不利はとくになく、脚質も先行だから有利、差しだから有利というのはありません。
JRAの芝コース最長距離で、レース名の通りステイヤーとしての素質を問われるレースで豊富なスタミナが必要とされます。どちらかと言えば血統やそれまでのレースぶりから推測した方がよいでしょう。
なお、中山競馬場の芝3600mはコース適性のためか、距離適性のためか、デスペラードが2連覇、アルバートが3連覇を果たすなどリピーターの非常に多いコースなので、過去にステイヤーズステークスで好走している馬は、近走の成績が冴えなくても狙うことをおすすめします。
更に長距離戦が故にジョッキーの駆け引きが大きな見どころでもあるので、腕が問われる騎手にも注目していきましょう。

ダート1200m

外枠有利な中山競馬場のダート1200m。
このコースは芝からスタートするのですが、芝箇所が内側が短くて外側が長いため、外枠の方がダッシュが効かせやすく外枠が有利に働く傾向にあります。
そして芝スタートというのもあって、前半のラップは非常に速くなり、ほぼ間違いなくハイペースになりますので、先行して押し切るというパターンが多いです。外から被されることなくスムーズに先手を奪えることもいいのでしょう。
ただし、先行勢が飛ばしすぎると最後の直線に急坂があるためパタリ止まるというシーンもあるので、出走馬で逃げ先行馬の数や展開の見極めを意識するといいです。

ダート1800m

非常にタフなコースの中山競馬場のダート1800m。
このコースはJRA全10場の中で最も起伏に富んでいます。スタート直後から急坂を駆け上がり、向こう正面は下り坂。3~4コーナーを回って最後の直線で再び急坂となる非常にタフなコースなので、とにかくスピードよりもバテないパワーが要求され最後は我慢比べとなります。
そして最後の直線距離は308mと短いので、4コーナーでのポジションは非常に重要です。つまり前目にいれる逃げ先行馬が圧倒的に有利ですが、マクリも決まるので直線入るときに前目のポジションをとれてるかどうかの想定をしていくといいでしょう。

ダート2400m

中山競馬場のダート2400mはスタミナが問われる特殊条件。
長丁場になりますので、前半は飛ばしたくないという騎手の意識が先行するのか基本的にスローペースが多いですが、タフな中山コースをおよそ1周半するので、とにかくスタミナが問われます。
全体的に落ち着いた展開になりますので、脚質は他の中山ダートコース同様、前のポジションが有利と見ていただいてよいです。また、特殊な施行条件という事もあり、リピーターもよく見られるので好走歴がある馬は注意しておく必要があります。

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