シンザン記念の予想動画
的中データラボの見解
中京競馬場で開催される3歳限定重賞レース。今年も昨年に続き、京都競馬場が改修工事のため、中京競馬場での開催となる同レース。昨年はスプリンターズSの勝者ピクシーナイトが勝利したレースで過去多くの一流馬が出走している。
その中でも注目したい内容はここで好走した牝馬は3歳牝馬クラシックで活躍する可能性が高いことだ。2018年同レース優勝した国内GⅠ最多勝利数を記録したアーモンドアイ、2016年同レース2着のジュエラーは桜花賞で優勝、そして、2012年優勝馬ジェンティルドンナは牝馬クラシック3冠にJC、有馬記念など主要GⅠレースを総なめした。
いくら仕上りの早い牝馬とは言え、ここで堂々と牡馬と渡り合えることは並みじゃないことが証明されている。さて、今年は先に挙げたレジェンドたちに肩を並べられる牝馬は登録しているのか、見ていきたい。まず、今年優勝最有力と言われているのが、牝馬のラスールである。前走新馬戦上り最速をマークし、2着に0.6秒差をつける余裕の勝利と大器の片鱗を魅せた。
メンバーが弱かったのかと言うと、そうでもなく、3,4着馬が次走で未勝利戦クリアしたことからも否定は出来るだろう。そして、同馬牡馬でこの世代で一番強いとも評されているイクイノックスと同じキタサンブラック産駒で、兄弟には重賞馬シャケトラなど優秀な競走馬が多く存在することから将来も期待できる逸材だ。
また、鞍上のルメール騎手が、新馬戦後のコメントで「新しいグランアレグリア」と最大限の誉め言葉を使ったことから、ここの舞台も向いてそうだ。そんなニューグランアレグリアに挑む有力馬は、牡馬の意地をみせてほしいレッドベルアームである。前走イクイノックス相手に敗北を喫してしまったが、新馬戦時にはホープフルS優勝馬キラーアビリティなど降し、ポテンシャルは高いことは間違いないだろう。
同馬血統も優秀で兄弟にはレッドベルジュール、レッドベルオーブなど重賞馬たちがいる。血に恥じぬ活躍が出来る様に、ここで立て直しを図りたいところだ。
中京芝1600mについて、コーナーポケットからスタートするため、内枠の方がポジションは取りやすい。また、向こう正面から下り坂になるため、スピードはつきやすく、スタンド前長い直線と急坂があるため、若馬には厳しいタフさが求められるコースとなっている。
血統面では、ロードカナロア産駒が馬券内率、単複回収率共に高く、その中でもロードカテドラル(除外になった為、ショウナンアメリアに変更)に注目したい。実績は中山芝しかないので、人気はないだろうが、スピードもあり、母系からもタフさが要求されるレースには強いだろう。後は、内よりの枠を引ければ面白い存在となるだろう。
今年は、牝馬含め中々有望なメンバーが揃っている、将来名馬になるであろう競走馬たちの伝説の始まりを見逃してはならない。
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