東京競馬場の特徴や予想、レース結果といった情報はこちらでまとめていきます。
東京都府中市にある東京競馬場。
住所 〒183-0024 東京都府中市日吉町1−1
競馬ファンの間では、府中とも呼ばれ親しまれている東京競馬場。
「日本ダービー」や「ジャパンカップ」などのG1レースが行われ、約20万人が入場できる大きな競馬場です。
G1レースは、全26競走のうち8競走が東京競馬場で行われ、G1レースの施行回数は東京競馬場が一番多くなっています。
3、4コーナー中間にある大ケヤキがシンボルとなっています。
東京競馬場の特徴
東京競馬場は左回りで行われます。
1コーナーから向正面中間まで、高低差1.9mの長い下り坂が続きます。その後3コーナー手前にかけて、高低差1.5mの上り坂があり、 その後は下り坂が続いて4コーナーの手前からは、なだらかな上り坂が続きます。そして最後の直線は、残り460m地点から300m地点にかけて、高低差2mの上り坂があります。その後ゴールまでの300mは平坦になっています。
カーブの勾配がゆったりとしていて、最後の直線も長いため、紛れが少なく馬の能力がストレートに反映されやすいコースと言われています。
芝コースは1周距離が2083.1m、直線の長さは525.9m、幅員は最大41mと非常に広いです。
ダートコースは1周距離が1899m、直線の長さが501.6m、幅員は25mです。
芝1400m
このコースは、G2・京王杯スプリングカップが代表的なレースとなっています。
スタートしてすぐに上り坂があり、3コーナーまでの距離が短いのでスローペースになりやすいです。
短距離戦ですが、スローペースで馬群が密集するレースが多く、ヨーイドンの瞬発力勝負になりやすいので、速い上がりを使える瞬発力のある馬が好成績をあげています。スピードで押し切るタイプよりも決め手のある馬から狙っていくのが吉ですね。
特に1~3枠の馬が好成績をあげています。
芝1600m
このコースは、春のG1・NHKマイルカップ、G1・ヴィクトリアマイル、G1・安田記念が行われる舞台です。
スタート地点は、2コーナー付近にあります。
スタートしてから3コーナーまでの距離が長いため、内枠外枠の有利不利は少ないと言われています。
距離延長よりも距離短縮の馬の方が好走しやすい傾向にあり、1600mという距離以上にスタミナを要求されるコースとなっています。
全馬が能力をフルに発揮しやすいコースと言われています。
芝1800m
このコースは、G2・毎日王冠が代表的なレースとなっています。
スタート地点は、2コーナー奥のポケットです。
スタートしてから約150mは直線で、そこから2コーナーに入っていくという特殊なコース設定になっています。
スタートしてから2コーナーまでの距離が短いため、スローペースになりやすいです。
そのため、逃げ先行脚質の馬が好成績をあげています。
また1枠~4枠の馬も好成績をあげています。
芝2000m
このコースはG1・天皇賞(秋)が代表的なレースとなっています。
スタート地点は、1コーナーのポケットにあります。
スタートしてから2コーナーまでの距離が約100mと短いので、外枠の馬はかなりの距離ロスとなるために、不利と言われています。
フルゲートになることは少ないため、小頭数の場合はあまり気にしなくてもいいかもしれません。
逃げ馬の成績は悪く、速い上がりを使える瞬発力のある馬が好成績をあげています。
芝2300m
このコースは、新緑賞(3歳1勝クラス)と3歳未勝利戦のみ行われ、年に2回しかレースが組まれません。
スタート地点は、ゴール板から約200m手前でコースを一周します。
スタートしてから1コーナーまでの距離が約250mと短いので、外枠の馬は距離ロスとなるために、不利と言われています。
年に2回しかレースが行われないので、データが少ないですが、1枠と6枠の馬が好成績をあげています。
芝2400m
このコースは、G1・日本ダービー、G1・オークス、G1・ジャパンカップが行われる舞台です。
スタート地点は、スタンド前の坂上でコースを一周します。
スピード、スタミナなど総合力が問われるコースで、チャンピオンを決めるのにふさわしい舞台と言えるでしょう。
レースの格が上がるほど、人気馬が好走しやすい傾向にあります。
1、2枠の成績が良いです。
芝2500m
このコースは、G2・目黒記念とG2・アルゼンチン共和国杯でのみ使用されるコースとなっています。
スタート地点は、スタンド前の坂下でコースを一周します。
スタートしてすぐに上り坂があるため、スローペースになりやすいです。
スタンド前の上り坂を2回走るコースとなっているため、スタミナを問われるコースとなっています。
瞬発力のある差し馬が好成績をあげています。
芝3400m
このコースは、G3・ダイヤモンドステークスでのみ使用されるコースです。
スタート地点は、向正面の坂下でコースを一周半します。
向正面とスタンド前の坂を2回上るため、かなりのスタミナを必要とします。
外々を回るとコースロスが大きくなるため、いかに内に入るかが重要で、騎手の腕が問われるコースとなっています。
一番人気の勝率が高いです。
ダート1300m
下級条件で使用されるコースとなっています。
スタート地点は、向正面の坂下です。
スタートしてすぐに上り坂があり、3コーナーまでの距離が短いためスローペースになりやすいです。
ダート戦は、一般的に先行脚質の馬が有利と言われていますが、この舞台は瞬発力のある差し馬も好成績をあげています。
1枠の成績は悪く、2枠の成績が良いです。
ダート1400m
このコースは、G3・根岸ステークスが代表的なレースとなっています。
他の競馬場のダート1400mのスタート地点は芝ですが、東京のダート1400mのスタート地点だけがダートスタートとなっています。
ダート1300mと比べて100m延長していますが、この延長した100mが下り坂となっているため、ダート1300mのレースよりもペースは速くなる傾向にあります。
1枠の成績が悪く、先行脚質の馬が好成績をあげています。
ダート1600m
このコースは、G1・フェブラリーステークスが代表的なレースとなっています。
スタート地点は、芝の2コーナーのポケットとなっています。
スタートしてから100mは芝コースを走るため、芝スタートに慣れていない馬は、スタートでトモを落とし、大きく出遅れてしまうことがあります。
芝スタートでいかに流れに乗れるかが重要でしょう。
外枠の馬が好成績をあげています。
ダート2100m
スタート地点は、スタンド前の坂上でコースを一周します。
スタートしてから1コーナーまでの距離が約200mと短く、外枠の馬は距離ロスとなるため不利な傾向にあります。
スタートしてから向正面まで平坦若しくは下り坂が続いているためか、先行馬が好成績をあげています。
ダート2400m
年に一度だけ行われるレースとなっています。
スタート地点は、4コーナーでコースを一周します。
スタンド前の坂を2回上るため、スタミナが問われるコースとなっています。
年に一度しか行われないためか、波乱な結果になることが多いです。
7、8枠の馬が好成績をあげています。
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