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新潟競馬場で開催される芝ハンデ重賞レース。同レースは、昨年10人気カラテが優勝し、一昨年は12人気のマイネルファンロンが優勝と、２年連続で荒れている。２度あることは３度あるのか、今年も警戒したいところですが、それよりも注意すべきは馬体重です。
過去10年間で500キロオーバーの優勝馬が何と４頭と、大型馬の活躍が目立っています。昨年のカラテは出走時530キロと、その雄大な馬体に相応しいパワフルな競馬で他馬を圧倒しました。
また、2着馬も500キロを超えるユーキャンスマイルでした。同レースを開催する時は、新潟８日目と段々と馬場も荒れてきて、パワーが必要となることから、納得のいくところです。
さて、注目馬について、今年は馬体重も確認していきたいところですが、まずは１人気が想定されるのは、ローズS２着、目黒記念３着のサリエラです。３歳時はどうにも馬体が整わず、クラシックを断念しましたが、英断だったかと思います。
久しぶりの出走となった目黒記念では、やや馬体が増え出走できたものの430キロと小柄な馬体は変わらないですが、その切れ味は本物で、半兄サリオスに勝るとも劣らない才馬であることは間違いないです。
ただし、同レースに限って言えば、その切れ味は求められない可能性が高く、凡走することも十分考えられます。ここで無理せずとも、いずれGⅠに出てくるであろう素質なので、先に期待していきましょう。
次に人気を集めそうな競走馬は、今年のダービー５着馬、ノッキングポイントです。新馬戦から１，２戦は全く奮いませんでしたが、春頃から一変し、ダービーではまさかの好走と、伸びしろを感じる同馬ですが、母チェッキーノがオークス２着の能力を持っていたことから何ら不思議ではないです。
また、父モーリスもやや晩成傾向なので、今後の成長には期待したいところです。同レースでも、馬体重は490以上で出てくる可能性が高く、休み明けとして良いレース選択なのではないでしょうか。
また、思い出すのは2018年の同レース優勝馬ブラストワンピースで、ブラストワンピースも前走ダービー５着からの参戦でした。もし、ノッキングポイントが１枠で出走しようものなら、運命を感じるところです。
さて、新潟芝2000ｍについて、ペースのアップダウンが激しいコースで、さらにはスタンド前の長い直線もあってか、逃げ、先行馬にとっては厳しいコースとなっています。血統面では、キズナ産駒の馬券内率、単複回収率が高く、ここではインプレスに注目したいです。
インプレスは４歳馬と若く、馬格もあり、阪神芝などの力の要る馬場を得意としており、現在の新潟馬場でも問題なく能力を発揮してくれるでしょう。また、母親は海外重賞馬でポテンシャルにも期待できますし、何より初めての勝利が新潟競馬場で、この時稍重の馬場だったにも関わらず、それを意に介さず、一頭別次元の脚を繰り出し勝利しました。未勝利戦以来の新潟競馬場で、人気薄にも関わらず重賞を勝ち取ることも十分考えられます。
今年は、将来有望な競走馬が揃っただけに期待できる一戦となりそうです。
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