新馬戦を快勝したライラック(オルフェーヴル産駒)が早々と京都2歳Sへの出走を表明。良血馬揃いの注目レースです。ここから年末のGIや来年のクラシック戦線に名乗りをあげる馬も出てきますが、大物候補はこの馬です。
よく当たる!ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス
先見の明はあるか!?京都2歳ステークス!!
阪神競馬場で開催される2歳限定芝重賞レース。京都競馬場が改修工事のため、今年も阪神競馬場で開催される同レース。このレースについて、知らない方も多いだろう。2014年に重賞に格上げされ、まだ10年と経過していないレースだ。
しかし、このレースに出走した競走馬をこの先忘れてはならない。2017年同レース2着であったタイムフライヤーは、次走でホープフルステークスを制し、直ぐに成果をあげたものの、2014年同レース5人気で何とか3着となったシュヴァルグランは、3年後にジャパンカップを制した。
そして、2018年こちらも同レース3着で1年後菊花賞を、その翌々年には天皇賞(春)を制し、現役屈指のステイヤーとなったワールドプレミア。誰がこれらの競走馬の未来を想像出来ただろうか。競馬はレースを観戦し、楽しむだけでなく、将来この競走馬は強くなると目をかけ、それが現実となる瞬間は何とも言えない優越感に浸れるものである。
今年は、未来の強者がいるのかどうか、しっかりと確認していきたい。まずは、人気が想定されるトゥデイイズザデイ。父親ディープインパクトらしい軽い走りをし、また母親が海外GⅠ3着の実績もありデビュー前から話題を呼んでいた。
そして、新馬戦では次走で未勝利を勝ち上がったジャスティンロックなど素質馬多い中、勝ち名乗りをあげた。新馬戦では押し出された形でハナをきったが、脚質を問わない自在性がありそうで、騎手にとっては乗りやすい競走馬であろう。
後は、コースを阪神に移し、例年以上にタフさが求められる馬場に対応出来るかが、鍵となりそうだ。次に、11月21日に7戦の内5勝3着2回と、海外から帰国後間もないにも関わらず、脅威の数字を叩き出した川田騎手が騎乗予定のフィデル。
新馬戦では、単勝オッズ1.1倍と圧倒的人気を背負いながらも勝利と大物の風格漂う同馬。しかも、川田騎手曰く競馬を勉強させながら騎乗したとのことで、今後の成長を伺える話もある。また、半姉には海外GⅠ、BCジュヴェナイルフィリーズを制し早くから活躍したシャンパンルームがおり、血統面でも期待は出来る。同レースは割と人気サイドでの決着が多いだけに、先に挙げた2頭が活躍する可能性が高そうだ。
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阪神芝2000mについて、外回りコースと傾向は打って変わり、急坂を2回こなさなければならないパワーはもとより、コーナー4つの内回り、スタンド前ゴールまでの直線が短くなることから、先行力と器用さが求められるコースである。血統面ではオルフェーヴル産駒の馬券内率が高く、ここではライラックに注目したい。
人気の一角になりそうだが、雨を苦としない力と、前走騎乗のデムーロ騎手曰く折り合いがつきやすい競走馬の様で距離も十分持つだろう。2歳馬にとっては、阪神芝2000mは想像以上に過酷なレースになるので、折り合い面は非常に重要となるだけに頼もしい存在だ。
今年はこの先も追っかけられる競走馬がいるかどうか、今から楽しみだ。
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