京都競馬場で開催される2200の牝馬のレースではタフな部類に入るレース。2021年は京都競馬場改修につき阪神競馬場で開催されます。2020年・2021年とラッキーライラックが2連覇しています。今年の3歳馬は強いので注目が必要です。
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的中データラボ エリザベス女王杯2021年の見解
阪神競馬場で開催される牝馬限定GⅠレース。今年は京都競馬場改修工事の関係で、阪神競馬場の開催となる。さて、まず話題にしなければならないのは、牝馬でも3歳世代が強いのかという話である。
古馬と3歳馬の秋GⅠ対決はスプリンターズステークス、天皇賞(秋)とまだ2戦のみだが3歳馬が2勝と古馬を圧倒している。実はこれ、秋から始まったことではなく、夏の3歳馬と古馬が対決し始めた頃からその傾向があり、あのブリーダーズカップ・フィリー&メアターフ(3歳以上牝馬限定芝11ハロン)を制したラヴズオンリーユーも仕上げ途中だったかもしれないが、札幌記念で白き女王ソダシに敗れているのである。
そして、同レースではそのソダシを秋華賞で降し、1人気が想定されるアカイトリノムスメが3歳世代代表として、登録している。過去10年間同レースで3歳馬は2017年モズカッチャン、2013年メイショウマンボが優勝しており2着も4頭と、牝馬は現役期間が短く、4歳馬が6勝と勝ち越しているものの、十分な成績である。
その古馬にとって脅威となりそうなアカイトリノムスメは、3歳牝馬クラシック三冠のアパパネの娘で、良血に恥じぬ活躍を見せている。適正距離も問題なく、母アパパネも秋華賞から同レースに出走し、日本でも馴染みのある外国馬スノーフェアリーに敗れはしたが、3着と善戦した。
同馬については、能力に問題はないが、秋は秋華賞しか走っていないものの、激戦だったことから調教、当日の馬体には注目した方が良いだろう。
そして、迎え撃つは古馬レイパパレである。大阪杯では3歳クラシック三冠馬コントレイルに勝利し、連勝街道突き進むと思いきや、宝塚記念3着、前走オールカマー馬券外と、初めてもがき苦しんでいる様子である。オールカマーでは斤量差があったとは言え、同レース出走予定のウインマリリンに余裕すら見せられ敗北したことはイメージが悪い。阪神芝は4戦3勝と決して苦手ではない舞台なだけに、3歳世代を叩き勢いを取り戻したいところだ。
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阪神芝2200mについて、距離もあるが、阪神の力の要る芝、そして2回駆け上がらなければならない急坂とスタミナとパワーが必要なコースだ。ただ、内回りともあり逃げ、先行馬の活躍が目立ちその辺りも考慮して、見定めなければならない。
そして、同レースの特徴として、リピーターが多いところである。昨年、一昨年と連覇したラッキーライラックを筆頭に複数回馬券内に入った競走馬は多くいるが、今年は過去同レースで馬券内に入った競走馬の出走はなく、警戒しなくとも良さそうだ。
血統面では、施行数少ないコースだがスタミナ豊富なゴールドシップ産駒ウインキートスに注目したい。前走オールカマー2着とウインマリリンに敗北したものの、目黒記念で優勝した時の様にもう少し前目に位置出来れば、同コースではそのスタミナが十分活きるだろう。そして、同レース登録馬で速いペースで引っ張りそうな競走馬が不在なことから、前にいける可能性が高い。
牝馬戦までも3歳が圧倒するのか、古馬に意地をみせて欲しい一戦である。
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