新潟競馬場の特徴や予想、レース結果といった情報はこちらでまとめていきます。
新潟県新潟市にある新潟競馬場。
住所 〒950-3301 新潟県新潟市北区笹山3490
1999年までの右回りから左回りに作り変えるという大掛かりの改造工事を経て、2001年から多彩な顔を持つ競馬場に生まれ変わりました。
モダンな造りのスタンドからは一部が吹き抜けになっており、巨大なビジョンでレースを楽しむことができます。
また、入場門前広場にはターフィーショップやイベントコーナーが設けられ、新潟ならではの名産物の販売やイベントが行われるので観光施設としても楽しめる競馬場となっております。
新潟競馬場の特徴
新潟競馬場は直線だけの芝1000mのレースがあります。
これは新潟競馬場名物であり、芝1000mのスタート地点はスタンドから遥か先にあります。内外大きく広がってゴールを目指す直線勝負は迫力満点です。
日本で直線だけのレースが行われるのは、新潟競馬場のみとなっております。
千直とも略されるコースで、重賞であるアイビスサマーダッシュもこの舞台で行われます。ちなみにアイビスとは新潟県の県鳥であり国の特別天然記念物のトキのことを言うんですよ。アイビスという言葉は新潟競馬場のスタンド名にも使用されており、ひとつはアイビススタンドという名称となっております。
新潟競馬場は、左回りで行われます。
芝コースに外回りと内回りのコースがあり、芝外回りコースの1周距離は2223mで日本最長。658.7mという直線も日本最長となっております。高低差1.6mほどの勾配が設けられていますが、平坦コースと言っていいでしょう。
芝内回りコースも水準以上の大きさでAコース使用時の1周距離は1623mも直線は358.7m。
ダートコースの直線の長さも353.9mあります。ダートコースは起伏がほとんどなく平坦コース。
新潟競馬場は春と夏に開催されます。
夏開催では、この時期に行われるサマーシリーズのスプリント・マイル・2000のレースも組まれており、夏競馬主開催の中心になっています。
新潟競馬場はオール野芝で開催が行われます。
芝1000m
新潟競馬場の芝1000mは、G3・アイビスサマーダッシュが行われる舞台となっています。
既に触れましたが、スタート地点はスタンドから遥か先にあり、一気にゴールを目指すというこの舞台でしか見れない名物コース。
直線ではありますが、穏やかな上り、緩やかな下り、高低差1.6mほどの勾配が設けられています。
新潟名物の直線競馬では外枠優勢の傾向があるというのが競馬ファンの間でも常識となっています。周回コースを走る馬の影響で、芝は内枠から傷みやすくなっていくので、芝のコンディションの良い外枠が自ずと有利に働くということですね。
芝1200m
このコースは、3歳未勝利や500万下の下級条件レースが多く組まれています。
スタートは向こう正面の入り口から、最初の3コーナーまで448mと距離があります。
内回りで行われますが、直線が358.7mとローカル競馬場としては最長で、距離的なこともあってか持続力のある先行馬が最後に抜け出すパターンが多いです。
枠順での有利不利はありません。
芝1400m
スタートは2コーナー奥のポケットからで、内回りを使用しています。芝1200mからそのまま200m延長したコースです。
最初の3コーナーまで648mと長い距離が続きます。そのためか、先行争いはそれほど激しくなくペースは落ち着く傾向にあります。
最後の直線も358.7mあるので距離があります。
未勝利戦が多く組まれていますが先行有利となっています。
芝1600m
このコースは、G3・関屋記念やG3・新潟2歳ステークスが行われる舞台となっています。
スタートは向正面の直線真ん中よりやや右からで、外回りを使用しています。
最初の3コーナーまで548m、スパイラルカーブの3~4コーナー、そして日本一長い658.7mの直線となります。
直線の上がり勝負となることが多いので、差し馬有利。
枠順としては内枠より外枠のほうがやや有利になっています。
また、新潟コースでパフォーマンスを上げてくるケースも多いので新潟コースに実績がある馬は要注意です。
芝1800m
スタートは向こう正面の入り口から、内回りコース使用の芝1200mと同じ位置になります。
芝1800mは外回りを使用するため最初の3コーナーまで748mとかなり長いです。スパイラルカーブの3~4コーナー、そして日本一長い658.7mの直線となります。
3歳未勝利や500万下のレースが多く組まれていますが、馬群が直線まで固まることが多く直線だけの競馬になりやすいので、差し馬が圧倒的に優勢です。直線までに脚をタメて最後に速い脚を使える、瞬発力重視で見るといいでしょう。
枠順は外枠有利となっています。
芝2000m(内回り)
このコースは、2歳戦と3歳の下級条件のレースのみが行われる舞台となっています。
スタートは内回りコースの4コーナー出口からになります。最初の1コーナーまでの距離は436m、1~2コーナーは緩やかな上り、向正面に入り内回りコースを使用、スパイラルカーブの3~4コーナーで緩やかな下り坂、最後の直線距離は358.7mとなります。
距離的にも番組的にも落ち着いたペースになりやすいです。
脚質の有利不利はなく、枠順も特段有利不利はありませんが1枠の成績はあまりよくありません。
芝2000m(外回り)
このコースは、G3・新潟記念やG3・新潟大賞典が行われる舞台となっています。
スタートは2コーナー奥のポケットからで、内回りの芝1400mと同じ位置になります。
最初の3コーナーまで948mと非常に長く、スパイラルカーブの3~4コーナー、そして日本一長い658.7mの直線となります。
2000mでコーナーが2回のコースは、日本ではこの舞台だけとなっています。
最初の直線が長いのでゆっくり入りその後少しペースが上がり、中盤でペースが緩んで、最後の直線は瞬発力勝負。芝1800m同様に差し馬が台頭しやすくなっています。瞬発力に秀でた馬を重視していくといいでしょう。
枠順の有利不利はありません。
芝2200m
スタートはスタンド前の直線、外回りコースの4コーナーと内回りコースの合流地点の間の位置となり、内回りを使用しています。
最初の1コーナーまでの直線距離は636m、1~2コーナーは緩やかな上り、向正面に入り内回りコースを使用、スパイラルカーブの3~4コーナーで緩やかな下り坂、最後の直線距離は358.7mとなります。
最初の直線が長いのでスローペースになりやすいものの、最後の直線は短いので騎手が意識するのか仕掛けが早くなったりと緩急のあるラップを刻むことが多く、瞬発力勝負というよりも渋太く長い脚を使える馬が有利になっています。
枠順の有利不利は特段ありませんが真ん中の枠が好成績を残しています。
芝2400m
このコースは、3歳未勝利と500万下の下級条件レースのみが行われる舞台となっています。
スタートは外回りコースの4コーナーのポケットからで芝2200mのスタート地点から左に200m伸びた位置となり、内回りを使用しています。
最初の1コーナーまでの距離は836m、1~2コーナーは緩やかな上り、向正面に入り内回りコースを使用、スパイラルカーブの3~4コーナーで緩やかな下り坂、最後の直線距離は358.7mとなります。
距離的な問題もありスローで流れることが多く、芝2200mより後方から一気に早目に仕掛けるマクリも決まりやすいです。
枠順の有利不利は特段ありませんが真ん中の枠が好成績を残しています。
ダート1200m
スタートは2コーナーのポケットの位置となり、芝コースが発走地点。
最初の3コーナーまでの距離は約525m、スパイラルカーブの3~4コーナーでほぼ平坦、最後の直線距離は353.9mとなります。
新潟ダートコースは高低差が0.6mと起伏がほとんどなく平坦コース。
ただし、競馬場全体が横長でコーナー角度がきつく、直線が長いのも特徴です。
直線が平坦であるため、脚質は逃げ先行馬がかなり有利です。
枠順は内と外では芝を走る距離が異なり、外へ行くほど芝部分が長くなるので外枠有利になっています。
ダート1800m
スタートはスタンド前直線の4コーナー寄りの位置となります。
最初の1コーナーまでの距離は約389mで平坦、1~2コーナー途中から2コーナー過ぎまで緩い上り坂、スパイラルカーブの3~4コーナーでほぼ平坦、最後の直線距離は353.9mとなります。
新潟ダートコースは高低差が0.6mと起伏がほとんどなく平坦コース。
ダート1200m同様に、競馬場全体が横長でコーナー角度がきつく、直線が長いのも特徴です。
脚質は逃げ先行馬がかなり有利です。
枠順の有利不利はありません。
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