京都大賞典 GII 2021 枠順確定後シミュレーション
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的中データラボ「京都大賞典 2021」の見解
阪神競馬場で開催される重賞芝レース。同レース、今年は京都競馬場が改修工事のため、阪神競馬場での開催となる。同レースは、秋ＧⅠ戦に向けてのステップレースになるので、例年強力な競走馬が出走してくる。
過去10年間で、2016年同レース優勝馬キタサンブラックは、次走ジャパンカップで優勝し、2015年同レースで優勝したラブリーデイは、次走天皇賞（秋）を優勝している。
その他にもシュヴァルグラン、トーセンラーなど同レースに出走し、次走ＧⅠを制した名馬は多く存在する。また、馬券の配当は静かな年もあれば、11人気が勝利する様な大荒れの年もあり、予想する上で難解なレースである。
さらに、今年は阪神競馬場での開催となり、例年使用しているデータはあまり参考に出来ない厳しい年だ。今年は４歳馬の登録が多いが、この世代はやや他の世代に勢いで圧されており、今後中央競馬の中心を担っていく上で飛躍が期待される。
その中で、同レースに出走を登録している有力馬たちを見ていきたい。まずは、ＧⅠ馬の器と期待されるも、近3走は凡走しているアリストテレス。近3走の内2走はＧⅠで、ステップレースで遅れを取るわけにはいかない。
ただし、阪神芝コース6度出走するものの、勝利は一度もなく、決して得意ではないコースでどう立ち回るか、鞍上がデムーロ騎手に1年ぶりに戻り、その手腕に期待がかかる。エピファネイア産駒は決して阪神芝を不得意としているわけではなく、適正は低くないはずだ。強いて問題点を挙げるのであれば、それは成長力か。活躍を続けていたエピファネイアの初年度産駒は、古馬になってから快進撃がピタリと止まった。
的中データラボ 京都大賞典 2021 推奨の注目馬
まだ4歳馬だけに判断するのは早計かもしれないが、アリストテレスはここで評価を覆さないといけない。次に同じく４歳馬のヒートオンビート、こちらはアリストテレスと異なり、徐々に重賞まで階段を上りつめていったタイプである。
母親はマルセリーナでそのマルセリーナを彷彿させる瞬発力は初の重賞でいきなり2着に輝くほど、破壊力がある。3歳時にアリストテレスとは戦っており、敗れはしているものの現在の勢いなら逆転する可能性は十分あるだろう。
さて、阪神芝2400ｍについて、距離もそうだが、スタンド前、向こう正面と上り坂が多く、スタミナを削られるコースである。また、阪神芝なのでパワーも必要だが、スタンド前のゴールまで直線が長いことから、瞬発力の能力値が勝負を決定づけることが多い。
その理由もあってか、瞬発力勝負を得意とするディープインパクト産駒の馬券内率、回収率が異常に高い。ここで該当するのは、8歳馬のマカヒキ。同馬は高齢馬ながら、果敢にもＧⅠで走り続けているダービー馬である。昨年、今年と計３走しかしておらず、一昨年の話にはなるが、未だにＧⅠで何度か最速の上りを披露していることからＧⅡレベルなら、期待が持てる部分はある。
今年4歳勢があまり奮わないこともあり、是非この世代の活躍をみたいレースでもある。
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