2021年の凱旋門賞はブービー人気のドイツ馬、トルカータタッソが勝利しました。一時はジャパンカップ参戦も騒がれたトルカータタッソですが、血統や戦績、名前の意味などをご説明します。日本のオッズはもちろん、海外のブックメーカーでも低評価だったトルカータタッソに迫ります。
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凱旋門賞 2021 レース動画
10月3日(日曜)、フランスのパリロンシャン競馬場で開催された100回目を迎える凱旋門賞。今回もまたものすごいレースとなりました。
100回目の節目、今年こそ日本馬が重く分厚い歴史を塗り替えれるのか?注目があるマりました。これまでディープ産駒が挑んで来たものの馬場が合わないのか負けてきましたが今年はバゴ産駒のクロノジェネシス。
そしてオールラウンダーのキズナ産駒のディープボンド。海外デビューの日本馬で名門のオブライエン厩舎が管理するスノーフォール。
そして日本を代表する騎手の武豊騎手が参戦と話題性十分の凱旋門賞となりました。
今年も道悪で逃げ馬不在。
凱旋門賞 2021 実況解説
オイシンマーフィー騎手騎乗のクロノジェネシスは落ち着いてる感じでした。
人気馬のタルナワはゲート入りを嫌い、係員が4人掛かりで押し込むような形に。
武豊騎手は最後にゲートイン
ここでスタートです。
ゴドルフィン勢がスタートを完璧に決めるがポジション取りをして前にはいかず待機。武豊騎手もスタートが良く一番前にいる状態に。誰もいかないのかな?と後ろを振り向く素振りを何回か見せていました。
クロノジェネシスはスタート直後なぜか大外から馬群の外側を追走。
全馬様子を見る中
レイティング1位のアダイヤーが先頭に。
その後ろをクロノジェネシスがつける感じで追走となりました。
馬群は固まったままでレースは進みます。
最後の直線に入りだすころに
ディープボンドも仕掛けに出ます。
アダイヤーが抜け出し突き放しにかかります。
それを追いかけるクロノジェネシスは少しずつ離された感じがしてましたが、さすが日本を代表する牝馬です。徐々に詰めてきました。
武豊騎手のブルームも三番手あたりで追うが、馬の脚色としては厳しそうでした。
そこから後続勢の
ピューヒュレク騎手騎乗のドイツ馬、トルカータタッソ(現場のオッズで単勝40倍あたり、日本オッズでは単勝万馬券)が外から脚色が違う勢いで飛び込んできました。
さらに内から抜けて来たゴドルフィンのハリケーンレーン・タルナワが連れて上がって来るも3頭体を合わさったところでゴール。
ドイツ馬の凱旋門勝利はデインドリーム以来だそうで
重馬場に強いドイツ馬というのを再度競馬ファンに植え付けた印象です。血統はと言いますと、父がドイツのリーディングサイアー・アドラーフルーク、牝系は曽祖母がアーバンシーの半妹というドイツ的な凱旋門仕様の馬でした。
クロノジェネシスはこれまで背負った事のない58キロ、フランスの芝は粘着質が高く力がいる馬場ながらにも見せ場は十分ありました。
武豊騎手も馬券圏内に来そうな見せ場を作り盛り上げてくれました。
ディープ産駒のスノーフォールにも厳しい馬場だったでしょうか。
凱旋門賞 2021年 払い戻し
単勝 11,050円
複勝 1,360円 160円 170円
馬連 20,960円
ワイド 4,090円 4,250円 350円
馬単 72,510円
3連複 16,780円
3連単 246,370円
レース後の武豊騎手のコメント
前に行かないとチャンスがないと思って、あの位置へ。いいところに収まったと思う。最後は手応えがなくなったね。結果は残念だが有意義だった。来年も絶対に凱旋門賞に乗りたい。やめられないね
【武豊の凱旋門賞成績】
1994年ホワイトマズル 6着
2001年サガシティー 3着
2006年ディープインパクト 失格
2008年メイショウサムソン 10着
2010年ヴィクトワールピサ 7着
2013年キズナ 4着
2018年クリンチャー 17着
2019年ソフトライト 6着
2021年ブルーム 11着
※2006年ディープインパクトは3位入線→失格
競馬のルールなどわからない方は初めての競馬をお読みください。
凱旋門賞を制覇したトルカータタッソがジャパンカップ参戦?
凱旋門賞を勝ったトルカータータッソの気になる次戦だが、バーデン大賞でも勝利したことから来日してのジャパンカップ出走も視野に入ることになった。凱旋門賞とバーデン大賞の両レースはジャパンカップの褒賞金対象レースとなっている。
ジャパンカップに勝てば本賞金の3億円とは別にさらに3億円近いボーナス、そして種牡馬としての価値が一気に上がることとなり今後の動向に注目が集まる。
ただ凱旋門賞は重い馬場でタイムとしても遅い決着であった為、スピード馬場の日本の競馬場に対応できるか?かつてデインドリームが参戦したが6着に終わっている。
今年も日本馬は負けてしまいましたが非常に見ごたえのあるレースでした。
無事に日本に戻ってきてまたその雄姿を競馬場で見たいと思います。
一度は現地で観戦したいレースです。
凱旋門賞2021年のタルナワはアメリカのブリーダーズカップターフへこの後進みました。
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