札幌競馬場の特徴や予想、レース結果といった情報はこちらでまとめていきます。
北海道札幌市にある札幌競馬場。
住所 〒060-0016 北海道札幌市中央区北16条西16丁目1−1
JRAの競馬場の中では、最北に位置しています。
札幌競馬場で行われる一番のビックレースは、G2札幌記念です。
出走するメンバーが豪華ということもあり、G1並に盛り上がりを見せます。
2014年にスタンドが改築され、観戦席からは札幌の街並みや藻岩山などを見ることができます。
札幌競馬場の特徴
札幌競馬場は、右回りで行われます。
芝、ダートとともに起伏はほとんどなく、ほぼ平坦な造りとなっています。
向正面とスタンド前の直線部分よりも1コーナーから2コーナーそして3コーナーから4コーナーのカーブの距離の方が長いコース形態になっています。
つまり、コース一周の中で占める割合は、直線部分よりもコーナー部分の方が多いということです。
芝コースの1周距離は1640.9m、直線の長さは266.1m、幅員は最大で27mです。
ダートコースの1周距離は1487m、直線の長さは264.3m、幅員は20mです。
大半の競馬場は、洋芝と野芝の混合の芝ですが、札幌競馬場の芝は洋芝のみです。
混合の芝の競馬場と比べると、洋芝のみの札幌競馬場の走破時計は遅いです。
そのため時計がかかるほうが得意な馬やパワーのある馬が好走しやすい競馬場となっています。
芝1200m
このコースは、スプリンターズステークスのトライアル競走でもあるG3・キーンランドカップが開催される舞台です。
スタート地点は、2コーナー奥のポケットです。
高低差がほとんどなくほぼ平坦で、最後の直線も短いので、逃げ先行脚質の馬が有利です。
下級条件では、逃げ先行脚質の馬が有利ですが、クラスの格が上がるほど後方脚質の馬の台頭が見られます。
開催終盤になってくると、コースの内側が荒れてくるので先行勢は止まってしまい、追い込みが決まることがあるので、馬場状態や傾向をよくチェックしておきましょう。
芝1500m
JRAの競馬場では、芝1500mと言う舞台設定は札幌にしかありません。
スタート地点は、1コーナー奥のポケットです。
スタートしてから最初のコーナーまでが約170mと短く、短距離戦ですがコーナーが3つあることもあり、スローペースになりやすいです。
そのため、先行脚質の馬が有利です。
1〜3枠の馬が好成績をあげています。
札幌芝1500mは、中山芝1600mとコース形態が似ていますが、求められる能力は違う傾向にあるようです。
芝1800m
このコースは、G3・クイーンステークスや札幌競馬の最終開催を飾るG3・札幌2歳ステークスが開催される舞台となっています。
スタート地点は、スタンド前でコースを一周します。
1コーナーまでが約180mと短く、スローペースになりやすいです。
そのため、逃げ先行脚質の馬の成績がかなり良いです。
1〜3枠の成績が良いので、内枠に入った先行脚質の馬を狙うのが良いでしょう。
芝2000m
この舞台でG2・札幌記念は行われます。
スタート地点は、4コーナー奥のポケットでコースを一周します。
スタートしてから1コーナーまでの距離が約400mと長いため、先行争いが激しくなることもあります。
先行争いが激しくなることもあるためか、芝1800mの場合と比べて、差し追い込み勢の成績が良くなるようです。
そのため、展開が鍵となる舞台と言えるでしょう。
枠順による有利不利は少ないようですが、8枠だけの成績が悪いようです。
芝2600m
スタート地点は、向正面でコースを一周半します。
スタートしてから約150mで3コーナーに入るため、スローペースになりやすいです。
そのため、逃げ先行脚質の馬が有利です。
しかし、2周目向正面に入った瞬間に仕掛ける馬がいたり、出入りが激しい展開になることも多々あります。
そうなると先行脚質の馬は苦しくなり、後方脚質の馬の台頭があります。
そのため、展開が鍵となる舞台といえるでしょう。
開催後半になってくると、上がりがダート並みにかかることもあるので、スタミナとパワーがある馬がいいでしょう。
一番人気の勝率が高い舞台となっています。
ダート1000m
スタート地点は、2コーナーです。
距離が短く最後の直線も短いので、逃げ先行脚質の馬が有利です。
下級条件では、逃げ先行脚質の馬で決着がつくことが多いです。
逃げ先行脚質の馬で決まることが多いですが、函館ダート1000mと札幌ダート1000mは、コース形態がかなり似ているのにも関わらず、函館よりも札幌の方が差しこんで来ることが多いという変わった特徴もあります。
ダート1700m
このコースは、G3・エルムステークスが代表的なレースとなっています。
スタート地点は、スタンド前でコースを一周します。
小回りコースで最後の直線も短いため、逃げ先行脚質の馬が有利です。
しかし、逃げたい馬が複数いたり、クラスの格が上がるほど後方脚質の馬の台頭が見られます。
2歳戦は、荒れるケースが目立ちます。
ダート2400m
スタート地点は、向正面でコースを一周半します。
コーナーが6回もありスローペースになることが多いため、先行脚質の馬が有利です。
しかし、逃げ馬の成績はあまり良いとは言えず、逃げ馬にとっては難しい舞台といえるでしょう。
2、3枠の馬が好成績をあげています。
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