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新潟競馬場で開催される芝重賞レース。同レースは、国内重賞唯一の直線レースとなっています。夏の名物と言っても過言ではないレースですが、基本競走馬は外ラチ沿いを走るので、生で見ると大迫力です。
そして、当然と言えばそうですが、前走韋駄天S組が強く、過去10年で11頭馬券内に入っており、毎年１頭は絡む計算になります。また、面白いことに前走二桁着順は過去10年で馬券内に絡んだことは１度しかなく、前走二桁着順の競走馬は切って問題ないと思われます。
さらに、前走芝1000か1200ｍの競走馬しか過去10年馬券内に入ったことがなく、それ以外は切っても問題なさそうです。さて、今年の有力馬はそれらに該当するか見ていきましょう。
まずは、前走韋駄天Sで快速の脚を魅せ、見事優勝したチェイスザドリーム。同馬に関してまず驚くことは、前走が芝初挑戦で勝利とまさに異次元の走りでした。母がダートでスピードを武器にしていましたが、流石はロードカナロアの血、芝でも通じる韋駄天に成長させてくれました。
前走から斤量も変わらない想定で、スピード馬と相性の良い坂井騎手騎乗ともあり、信頼できる部分は多いです。後は枠の問題でしょうか。周知のことですが、外枠が強く、過去10年で８枠が４勝と圧倒的です。
不安点とすれば、走破タイムくらいでしょうか。まだ同コースで１戦しかしていないとは言え、タイムは平凡でタイムをいかに縮められるか課題ではあります。もちろん当日の馬場が荒れていれば関係のない話になるので、馬場の見極めは重要でしょう。
そして、そんな韋駄天のライバルとなりそうな競走馬が、重賞馬ウイングレイテストでしょうか。前走は斤量59キロを背負いながらの２着と大健闘でした。もう７歳馬ですが、今が全盛期といわんばかりの充実ぶりで休み明け２戦目も良いことから死角は少ないです。
ただし、今回も斤量59キロと不利なことは間違いなく、一歩間違えれば過剰人気の競走馬になりかねないです。また、スクリーンヒーロー産駒に新潟芝1000ｍの印象がなく、初コース故に不安な部分もあります。
さて、新潟芝1000ｍについてです。冒頭記載のとおり兎にも角にも外枠を狙うことは鉄則です。また、あまり馬格がない競走馬の好走率は高くないです。それは、ポジション争いが激しい点からも仕方ないことかと考えられます。
また、血統面ではアドマイヤムーン産駒の馬券内率、単複回収率が高く、ここではマウンテンノムスメに注目したいです。昨年は同産駒のトキメキが前走韋駄天Sから挑戦し、２着と快走しました。同馬も前走韋駄天Sからの出走予定と良いイメージが沸きます。
さらに、1000ｍの経験も豊富で、斤量が増えるのはいただけませんが、同斤量で勝利した実績もありますし、馬格もある競走馬なことから、穴としては十分好走する資格はあるでしょう。
暑い日をふっとばすくらいの大迫力のレース、今から楽しみです。
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