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京都競馬場で開催される３歳限定芝重賞レース。同レースは昔、スペシャルウィークやネオユニヴァースなど３歳クラシックの中心となった競走馬を輩出したレースとして、注目を浴びていましたが、近年では地味な立ち位置になっています。
昨年優勝したフリームファクシもここを制して３連勝で臨んだ皐月賞では凡走と、寂しい限りですが本命馬がステップレースを使わず本番へ向かうことがスタンダードとなりつつある中、仕方ないことかもしれません。
同レースについて、今年から京都開催に戻ることになります。近年では前走ホープフルS組の躍動が目立ちますが、京都開催時は前走シンザン記念組が強かったことから注意が必要でしょう。
また少頭数で開催されることが多いことから紛れも少なく、過去10年で３人気内が７勝と安定はしています。そして、今年人気を集めそうな競走馬はハーヴェントでしょうか。
前走東スポ杯２歳Sでは３着と好走するものの、優勝したシュトラウスが朝日FSで惨敗と、ややレースレベルが疑問視されていますが、正直朝日FSでの惨敗は、ほぼマーカンド騎手の騎乗が原因で、度外視しても問題ないと思われます。
母方祖母は、海外重賞馬で半姉には現在ダート３連勝中のサーマルソアリングと血統背景が良く、ポテンシャルで言えばトップクラスでしょう。また、騎乗予定の川田騎手は同レースと相性が良く、過去５年で馬券内４回と好成績を残しています。
そして、３歳クラシックを目指すのであれば、ここは凡走できないでしょうから、半端な仕上げでは臨んでこないでしょう。
次にライバルとなりそうなビサンチンドリームですが、新馬戦あがりは手を出しづらいのですが、阪神芝2000ｍで、上り２位と約１秒差つけた最速の末脚は、そこを切り取っただけでも素質の塊であることは理解できるでしょう。
１頭だけ次元の違うエンジンを積んでいたわけですが、ある程度高レベルの先行馬が揃った中で通用するか、見物です。ただし、母が長距離を好んでいたことから、距離短縮で本領発揮できるかやや不安な部分です。ましてや同レースは先行馬の成績が良いことから、人気が出過ぎる様でしたら一考した方が良いかもしれません。
さて、京都芝1800ｍについてです。コース形状、緩急がつきやすいコースですがスタンド前直線が平坦なことなどもあり、基本的に後ろは不利となります。血統面ではモーリス産駒の馬券内率、単複回収率が高く、ここではテイエムリステットに注目したいです。
前走シンザン記念の同馬は、ダート戦で未勝利を勝ち上がっており、芝では疑問視されておりますが現状の京都芝を考えればダートも走れる方が良いのではないかと思うほど荒れており、ここでは躍動する可能性が高いです。また、シンザン記念でも負けたとは言え、６着といくらでも挽回できそうな着順です。人気がこれで落ちる様であれば、狙いたい1頭です。
今年は、素材が良さそうな競走馬数頭集結していることもあり、先々楽しめそうです。
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