東京競馬場で開催される芝ＧⅠレース。同レースは、一番層が厚いと言われる芝2000ｍの頂点を決めるレースだ。昨年、一昨年は国内ＧⅠ最多勝利数を記録した超一流馬アーモンドアイが優勝し、人々の記憶に深く刻まれたレースとなった。
天皇賞 GI 枠順確定後シミレーション
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的中データラボ「天皇賞 秋 2021」の見解
今年も昨年に負けないくらい人々の記憶に残るレースになるだろう。なぜなら各世代の最強馬が、ここに照準を合わせて登録してきたからである。登録馬を見るだけで、ここまで心躍るレースは近年あっただろうか。
そんな期待感満載な、同レースの登録馬を見ていきたい。まずは、４歳馬代表と言えば、3歳クラシック無敗3冠馬コントレイルである。4歳世代の活躍は現在の所、鳴りを潜めており、同馬に喝を入れてほしいくらいだ。大阪杯では、馬場にやられた形になってしまったが、東京芝だったらアーモンドアイに引けを取らない豪脚が発揮出来るだろう。
また、同馬は年内引退が決まっており、これ以上不覚を取り、種牡馬としての価値を落とすわけにはいかないと、陣営も半端な仕上げにはしてこないだろう。不安点と言えば、天候の影響、初の斤量58キロという部分であろう。次に5歳馬代表のグランアレグリアである。
同馬は今までスプリント、マイル路線と無敵を誇っていたが、大阪杯で初の2000ｍ試すも早仕掛けと馬場が影響し、4着に敗北した。ただし、これで2000ｍを諦めるのは早計で、東京競馬場の良馬場なら好転するだろう。
同馬の持ち味は、広く直線が長いコースでこそ活きる末脚である。ヴィクトリアマイル、安田記念を見てもそれは明白で、むしろ追走に苦労するマイルよりも東京芝2000ｍの方が向いている可能性がある。
また、今年は速いペースで引っ張りそうな登録馬が見当たらないことは、同馬にとってプラスに働くだろう。最後は３歳馬代表である皐月賞優勝、ダービー2着のエフフォーリアである。東京コースでは先に挙げた2頭とは、決め手に差が出るかもしれないが、先行勢から一気に抜け出し、後続に詰め寄られる前にゴールするその脚は、2頭にはない持ち味である。
過去10年間で3歳勢の優勝はないものの、他馬を出し抜くその脚は、いかに強力な末脚を持つ競走馬からしても脅威となる。唯一の不安はエピファネイア産駒特有の成長面か、古馬になってから勢いがなくなることが多く、3歳馬とは言え、同馬がそれに当てはまらないことを祈る。
的中データラボ 天皇賞 秋 2021年 推奨馬
東京芝2000ｍについて、コーナーポケットからスタートし、直ぐにコーナーに差し掛かるため、内枠有利なコースとなっている。その影響もあるのか、8枠の最高着順は過去10年間で3着となっている。血統面ではキングカメハメハ産駒の馬券内率、単複回収率共に高く、ここで該当するユーキャンスマイルに注目したい。
距離が短い様に感じるが、一昨年の同レースでは最速の上りを披露し、アーモンドアイには及ばなかったもののあわや2着の可能性もあった。昨年は出走しなかったので、評価しづらい部分はあるがペース次第では一発の可能性もあるだろう。
各世代の代表馬が集結した今年のレースは、絶対に見逃してはならない。
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