シリウスステークス2021 枠順確定後シミュレーション
的中データラボ「シリウスステークス」の見解
中京競馬場で開催されるダート重賞レース。
今年も阪神競馬場ではなく、中京競馬場の開催となる同レースは、ハンデ戦とは言え、ここを勝利し飛躍した競走馬も数多くいる。
昨年の覇者カフェファラオは翌年のＧⅠフェブラリーステークスを勝利し、2018年の覇者オメガパフュームは東京大賞典、帝王賞などのレースを制し、現在も第一線で戦っている。そして、先に挙げた2頭はいずれも３歳馬で同レースを制しているのである。3歳馬は斤量が恵まれているとは言え、過去10年間で3勝2着1回は出走頭数を考えれば、好成績である。
実は今年も有力視されている３歳馬が登録をしている。それは、ゴッドセレクションである。前走ジャパンダートダービーではキャッスルトップにまんまと逃げきられ、最大のチャンスを逃したかの様に見えるが、伏竜ステークスで負かしたメイショウムラクモが3歳馬の有望株が揃うレパードステークスを制していることを考えれば、ゴッドセレクションの能力は疑う余地はない。
今後もＧⅠに挑戦する機会は何回もあるだろう。また、中京ダート適正も高いと考えられ、レパードステークス３着であったレプンカムイを1勝クラス対戦時に中京ダートで1.4秒差をつけて勝利している。カフェファラオ、オメガパフュームも前走ジャパンダートダービーで敗北して臨んでいるだけに、これらの偉大となった先輩たちに続けるか、楽しみな逸材だ。
また、ここでライバルとなりそうな競走馬と言えば、長距離ダートを得意としているハヤヤッコか。3歳時にレパードステークスを制しており、その後も左回りで2勝していることから今年の中京開催は願ったり叶ったりだ。
ただし、同馬は追込み一辺倒なだけに、レース展開に注文はつける形となる。キングカメハメハ産駒の好走が目立つレースだけにその豪脚が披露出来るか、見物である。
もう1頭人気が集まりそうな競走馬は、アナザートゥル―スである。同馬は長距離ダートを主戦場としており、今年の東海テレビ杯東海ステークスでは2着と中京ダート適正も高い。ワンパンチ足りない印象ではあるが、重賞好走実績は申し分なく前走大敗したものの、切りづらい1頭ではある。
さて、中京ダート1900ｍについて、距離もあるが、道中大きなアップダウンがあり、スタミナがかなり必要とされるコースである。ただし、スタート後しばらくは上り坂になるのでペースが落ち着きやすく、そのまま先行馬がすんなりゴールする場合も多い。
血統面では、ゴールドアリュール産駒が馬券回収率、馬券内率共に高く、ダートコース満遍なく活躍しているイメージはあるが、同コースでは特に注目である。
的中データラボ推奨の注目馬
その中でもサクラアリュールに注目したい。
近走パッとしないが、実は昨年の2着馬で、その時騎乗した藤岡康太騎手に手綱が戻る予定のことから、前走6着とは言え、1着とは0.3秒差とコース、騎手替わりで一変する可能性が眠っている。
今年は、３歳馬の有望株ゴッドセレクションがＧⅠ馬となりえる競走馬か見抜く意味でも楽しみなレースだ。
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