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京都競馬場で開催される芝マイル重賞レース。いよいよ京都競馬場がオープンとなります。同レースにいたっては3年ぶりの京都開催で、新コースはどの様な特徴があるのか後程分析していきます。
まず、で同レースについてですが、４，５歳馬が圧倒的に強く、過去10年で６歳以上の優勝は2017年のイスラボニータのみとなっています。イスラボニータはGⅠ馬でもあったので、余程の力を持っていない限りは高齢馬の優勝は厳しいかもしれません。
年齢を重ねるごとにズブくなる競走馬が多いことから、スピード重視のマイル戦なら納得のいくデータです。今年は幸か不幸か、人気を集めているのは皆４，５歳馬で、その有力馬を見ていきます。
1人気が想定されるのはNHKマイルカップの覇者シュネルマイスターです。グランアレグリアと３歳時から良い勝負を繰り広げ、古馬になってから、マイル路線で覇権を握るのは同馬であろうと期待されていましたが、蓋を開けて見れば昨年は0勝とトンネルを抜け出せずにいます。
ただし、昨年はGⅠのみしか出走しておらず、安田記念２着、マイルCSでは勝ち馬と0.3秒差５着と全く走らなくなったわけではありません。前走＋14キロで臨んだ今年初戦である中山記念は勝ち馬と0.2秒差４着とまずまずの結果が得られたことから、ここも中心と見て良い存在でしょう。
不安な点を挙げるとすれば、若干追走面で苦労している点でしょう。京都競馬場が初という部分も不安ではありますが、開幕したばかりの馬場状態を考えれば先行有利になる可能性が高く、当日他の芝レースはチェックした方が良いでしょう。
次に人気を集めそうな競走馬が、昨年の同レース覇者ソウルラッシュです。昨年は阪神開催ともあり、今年と求められる適性は異なりますが、能力は確かで、昨年マイルCSではシュネルマイスター同様勝ち馬から0.3秒差４着と堂々たる結果を残しています。
休み明けも問題なく、気になる点と言えばシュネルマイスター同様後ろからいく競走馬なので、展開によっては敗退する可能性も高いです。
さて、京都芝1600ｍについて、改修工事後なので、過去データはあまり役に立たなそうですが、コーナーが曲がりやすく改修されたことから不器用な競走馬にとってはプラスに働く材料となりそうです。
また、元々フラットな部分が多いコースだっただけにスピードが要求されるコースでしたが、この部分は変わらないと考えて良いでしょう。そこで、スピードに魅力のあるキングエルメスに注目したいです。
海外に渡り若干調子を落としていましたが、前走OPを持ち前の先行力を活かし、勝利した同馬には、坂が少ない同コースでの活躍を期待したいところです。左回りがベストと考えられていますが、阪神開催アーリントンCではNHKマイルの覇者ダノンスコーピオンに0.2秒差３着の実績があることから、右回り凡走時は、調子の良し悪しの影響があったかと考えられます。
いよいよ京都競馬場での競馬が開催となり、重賞１発目どんな闘いが繰り広げられるか楽しみです。
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